通し矢で有名な三十三間堂へ行ってきました。

お出かけ
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国宝 三十三間堂

最近、京都育ちなら大抵歌えるであろう(つぶ貝調べ)”京の大仏さん”というわらべ歌を思い出し、急に三十三間堂に行きたくなりました。

わらべ歌の歌詞はたしかこんな感じです。↓

♪京の 京の 大仏さんは 天火で焼けてなぁ 

 三十三間堂が焼け残った

 ありゃドンドンドン こりゃドンドンドン

「後ろの正面どーなた  お猿キャッキャッキャッ 」

急に思い立ったんですが、夫は快く連れて行ってくれました。

この歌に出てくる京の大仏さんは、落雷のよって焼けてしまってありませんが、大きさは奈良の大仏より大きかったそうです。びっくり!!

三十三間堂に行ったのはおそらく初めて。でも幼稚園の頃に遠足で行ったような、絵を描いたような…もしかして2回目なのかもしれません。

日曜日なので人がたくさんかなぁと心配しながら行きましたが、思っていたほど混んでいませんでした。でも途中から中学生の修学旅行生の団体に追いつかれちょっと混みました。多分ゆっくりじっくり見過ぎていたせいだと思います。(笑)

 

千体千手観音像

IMG_0052三十三間堂本坊 妙法院門跡 発行のパンフレットより

三十三間堂は南北に125メートルという長ーい建物です。そこに約1000体の千手観音像。

ずらーっと並んだ姿は本当に圧巻。涼しい顔立ちの像や、少し困ったお顔の像などよく見ると一体一体のお顔が違っています。70名程の造仏師が1体1体心をこめて作ったそうです。

必ず会いたい人に似た顔の像があると昔から言われています。(日本人離れした顔立ちの像は無さそうですが。。。)

観音様の腰に巻かれている布の長さもよく見ると違ったりして、そういう発見も楽しかったです。1000体のうち500体は作者名が残されています。

どれもほぼ人間の高さくらいで165cmほどの高さ。

中尊千手観音坐像

1000体の千手観音像の真ん中に千手観音挫像が安置されています。高さ3メートル35センチ。とても存在感があり聡明な表情をされています。

風神雷神と二十八部衆

正面から見て右の端に雷神像、左端に風神像。その間に二十八部衆という28体の守護神が千体千手観音像の前に置いてあります。一体一体が個性的で、躍動感があって食い入るように見てしまいました。

中でも摩和羅女(まわらにょ)という老婆が合掌している像が印象的でした。心の中を見透かされるような感じがしてドキッとしました。

 

通し矢

仏像の裏側の長い廊下には三十三間堂の歴史の年表や、免振対策の事など様々な資料が置かれています。そこに通し矢の競技のことが書かれていました。

通し矢は118.22メートルを射通す競技。最高記録は江戸時代の18才の少年、和佐大八郎で、総矢13,053本、通し矢8,133本という記録を残しています。とてもすごい記録のようです。

IMG_0053三十三間堂本坊 妙法院門跡 発行のパンフレットより

↑の和佐大八郎の絵が飾られていたので見ていると、横でこの絵を見ていたおじ様が話しかけてきてくれました。

「彼は身長198センチもあったんですよ。」

「和佐大八郎の記録は今でも破られていないんです。」

とても詳しいなと思っていたら、何とそのおじ様は和佐大八郎の子孫の方だったんです。おじ様はこの絵を見るために来たそうで、すごい偶然にとても感動してしまいました。もう少しお話を聞けば良かったと後悔…。

江戸時代、みんなが小柄だった中、198センチは桁違いに大きい。かなり目立っていたんだろうな。子孫のおじ様もとても背の高い素敵な方でした。

 

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七福神お守りとおみやげ

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仏像が並んでいる途中に七福神御守というくじがあったので家族3人でやってみました。

IMG_0015私が引いたのは福禄寿。人望、福徳をさずける福神。

IMG_0011夫が引いたのは恵比寿神。大黒天と共に財福をさずける福の神。

IMG_0013娘が引いたのは弁財天。音楽、弁舌の才や福徳戦勝などをつかさどる神。

大きさ1.5センチ程の小さな神様がとても可愛い。お財布に入れておきました。

わりと仏像が好きな私は、三十三間堂の写真集まで買ってしまいました。

娘は打ち出の小槌の御守りストラップ。

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IMG_0019蓋を開けると中には千手観音像が出てきます。これ、開けたらアカンやつ?バチ当たる?

 

感想

京都に住んでいるとなかなか拝観する機会がないのですが、思い切って行って良かったです。

見ごたえがありますのでぜひ一度行かれることをオススメします!!

自分に似ている千手観音を探すのも面白いかもしれません。

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届いたニャンボーを嬉しくて連れて行ってしまいました。

 

三十三間堂の拝観料

一般:600円

高校生・中学生:400円

子供:300円

(25名様以上は団体割引)

三十三間堂の拝観時間

4月1日~11月15日 : 8時~17時まで

11月16日~3月31日 : 9時から16時まで

三十三間堂へのアクセス

住所:〒605-0941 京都府京都市東山区三十三間堂廻リ657

電話:075-561-0467

ホームページ:sanjusangendo.jp

バスの方

市バス 88・106・110・206・208に乗り「博物館・三十三間堂前」で下車。

86・202・207「東山七条」で下車して、西へ徒歩5分。

電車の方

京阪七条駅から東へ徒歩5分。

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