国宝 三十三間堂
最近、京都育ちなら大抵歌えるであろう(つぶ貝調べ)”
わらべ歌の歌詞はたしかこんな感じです。↓
♪京の 京の 大仏さんは 天火で焼けてなぁ
三十三間堂が焼け残った
ありゃドンドンドン こりゃドンドンドン
「後ろの正面どーなた お猿キャッキャッキャッ 」
急に思い立ったんですが、夫は快く連れて行ってくれました。
この歌に出てくる京の大仏さんは、落雷のよって焼けてしまってありませんが、大きさは奈良の大仏より大きかったそうです。びっくり!!
日曜日なので人がたくさんかなぁと心配しながら行きましたが、
千体千手観音像
三十三間堂本坊 妙法院門跡 発行のパンフレットより
三十三間堂は南北に125メートルという長ーい建物です。そこに約1000体の千手観音像。
ずらーっと並んだ姿は本当に圧巻。
どれもほぼ人間の高さくらいで165cmほどの高さ。
中尊千手観音坐像
1000体の千手観音像の真ん中に千手観音挫像が安置されています。高さ3メートル35センチ。とても存在感があり聡明な表情をされています。
風神雷神と二十八部衆
正面から見て右の端に雷神像、左端に風神像。その間に二十八部衆という28体の守護神が千体千手観音像の前に置いてあります。一体一体が個性的で、躍動感があって食い入るように見てしまいました。
中でも摩和羅女(まわらにょ)という老婆が合掌している像が印象的でした。心の中を見透かされるような感じがしてドキッとしました。
通し矢
仏像の裏側の長い廊下には三十三間堂の歴史の年表や、免振対策の事など様々な資料が置かれています。そこに通し矢の競技のことが書かれていました。
通し矢は118.22メートルを射通す競技。最高記録は江戸時代の18才の少年、和佐大八郎で、総矢13,053本、通し矢8,133本という記録を残しています。とてもすごい記録のようです。
三十三間堂本坊 妙法院門跡 発行のパンフレットより
↑の和佐大八郎の絵が飾られていたので見ていると、横でこの絵を見ていたおじ様が話しかけてきてくれました。
「彼は身長198センチもあったんですよ。」
「和佐大八郎の記録は今でも破られていないんです。」
とても詳しいなと思っていたら、何とそのおじ様は和佐大八郎の子孫の方だったんです。おじ様はこの絵を見るために来たそうで、すごい偶然にとても感動してしまいました。もう少しお話を聞けば良かったと後悔…。
江戸時代、みんなが小柄だった中、198センチは桁違いに大きい。かなり目立っていたんだろうな。子孫のおじ様もとても背の高い素敵な方でした。
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七福神お守りとおみやげ
仏像が並んでいる途中に七福神御守というくじがあったので家族3人でやってみました。
私が引いたのは福禄寿。人望、福徳をさずける福神。
夫が引いたのは恵比寿神。大黒天と共に財福をさずける福の神。
娘が引いたのは弁財天。音楽、弁舌の才や福徳戦勝などをつかさどる神。
大きさ1.5センチ程の小さな神様がとても可愛い。お財布に入れておきました。
わりと仏像が好きな私は、三十三間堂の写真集まで買ってしまいました。
娘は打ち出の小槌の御守りストラップ。
蓋を開けると中には千手観音像が出てきます。これ、開けたらアカンやつ?バチ当たる?
感想
京都に住んでいるとなかなか拝観する機会がないのですが、思い切って行って良かったです。
見ごたえがありますのでぜひ一度行かれることをオススメします!!
自分に似ている千手観音を探すのも面白いかもしれません。
届いたニャンボーを嬉しくて連れて行ってしまいました。
三十三間堂の拝観料
一般:600円
高校生・中学生:400円
子供:300円
(25名様以上は団体割引)
三十三間堂の拝観時間
4月1日~11月15日 : 8時~17時まで
11月16日~3月31日 : 9時から16時まで
三十三間堂へのアクセス
住所:〒605-0941 京都府京都市東山区三十三間堂廻リ657
電話:075-561-0467
ホームページ:sanjusangendo.jp
バスの方
市バス 88・106・110・206・208に乗り「博物館・三十三間堂前」で下車。
86・202・207「東山七条」で下車して、西へ徒歩5分。
電車の方
京阪七条駅から東へ徒歩5分。